ドムス建築設計室住宅作品・中野丸山の家 2

一階は玄関と浴室とトイレ、お母様の個室スペース、光庭、二階に家族五人がくつろげるLDKとユーティリティー、そして夫婦の居室と納戸、さらに小屋裏を利用して子供室二部屋という構成です。お母様の個室にはミニキッチンがしつらえてありますが、LDKと玄関、浴室を共用するプランとなりました。
Hさんのお宅の特徴は一階の光庭。三階建てになるため、一階に採光や通風を図るために設けられました。すべての部屋が光庭に面して配置されて、部屋の狭さを解消するとともに、プライバシーを守りながら上下階とも交流が図れて一体感が生まれています。
「以前住んでいたマンションは日当たりの悪いところだったんです。家のどこにいても明るいので、うれしいです」と奥様。そしてお子さんにとっては、天気や時間に関係なくサッカーやバスケットをして遊べる格好のプレイルーム。ご主人も「最初は中庭の予定でした。せっかく土の上に住むのにもったいない気もしましたが、ガラス一枚隔てることによって隣を意識しなくて済みますし、とても重宝しています」と大変好評です。
リビングから小屋裏へ通じる回り階段が視覚的に変化をもたらし、光庭の空間をいっそう楽しくしています。一つのフロアがコの字形に配され、さらに上下のフロアが光庭によって立体的につながった住まいで、変化のある暮らしを楽しんでおられるようです。

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